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華歌

 思い出のかんざし 一輪の華
 華麗を忍ばせて こころ奪われて

 「優しさだけじゃ苦しくなる・・」


 だから綺麗な華になるわ それ以外に
 どうやったら生き続けられるのか教えて

 「いくら押しつぶされそうになっても・・」


 愛しくて許せないのなら それもまた華の舞
 乱れ ひらひらと 鼓舞する姿もいとおかし

 たとえ叶わぬ恋だとわかっていても
 生み出されしもの 黄昏が誘う

 徒然なるがままに 「わたし」は誰にも渡せない


 酔いを重ねた今宵 恋に酔いしれ 春のにほい
 一瞬が祖で振り合う中で 舞い起きる神秘

 華歌がどこかしらか ゆらり ゆらゆらと・・


 ※
 散りゆく華の舞よ 踊れ 歌え
 私に触れたら 怪我するかもしれない

 抱かれるたびに 零れ落ちる華びらがひらひらと
 弱いわたしの心を許して

 華歌だけが知っている
 本当の想いを・・・

 思い出は万華鏡 重なり具合で景色を変える
 ならば見事に咲かせてみせましょう

 「たとえ散り行く華であったとしても・・」

 
 限りある立方体の中で 切なさ 感じながら
 苦しみの華は 既に枯れ果てたのかもしれない

 「生きゆく華咲き誇る木の下で・・」


 愛しさが邪魔して 波間に想いを打ち消す
 乱れ ひらひらと 蝶の舞いはサナギから孵化

 たとえ叶わぬ恋だとわかっていても
 生み出されしもの 黄昏が誘う

 徒然なるがままに 「あなた」は知らない私がここにいる


 指先に触れた 軽い眩暈 体温だけが残る
 剃り残した 剥がれ行く記憶 二度と染めないで

 汚らわしい過去は 二度とわたしに触れられない
 真空はそこはかと 仮面の下で笑う

 抱かれるたびに 弱さと強さが心を撫でる
 わたしはそこにはいないのに

 華歌がどこかしらか ゆらり ゆらゆらと・・


 ※
 散りゆく華の舞よ 踊れ 歌え
 私に触れたら 怪我するかもしれない

 抱かれるたびに 零れ落ちる華びらがひらひらと
 弱いわたしの心を許して

 華歌だけが知っている
 本当の想いを・・


 散りゆく華の舞よ 踊れ 歌え
 貴方に触れたら 怪我してしまうかも

 抱かれるたびに 零れ落ちる華びらがひらひらと
 弱いわたしの心がわかるとでもいうの


 散りゆく華の舞よ 踊れ 歌え
 お願いだから これ以上傷つけあわないで

 触れあうのは身体だけにして 零れ落ちる華びらがひらひらと
 わたしを貴方の中で躍らせて


 散りゆく華の舞よ 踊れ 歌え
 好きなように 想い通りに それぞれの華びら


 でもまだ行かないで
 ひとりにしないで

 まだ見えてないから
 ひらひらと景色が変わっていくから

 わたしを貴方の中で躍らせて


 華歌だけが知っている
 本当の想いを・・・


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written by Shingoris Kamioka

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